【コラム】応答せよ、2016韓国経済(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.06 09:30
新年早々から連日憂鬱な知らせだ。中国証券市場が暴落し、中東情勢も尋常でない。世界が揺れれば韓国経済も衝撃を受ける。証券市場は急落し、輸出は心配が先走る。考えてみれば今年だけがそうなのではない。世界経済が揺れるのは2008年の金融危機以降繰り返されてきた日常事だ。ここに中東呼吸器症候群(MERS)などが追加され、韓国は潜在成長率にも満たない低成長の連続だ。今年韓国が解決しなければならない経済の宿題が例年と全く同じなのはそのためだ。宿題はやはり2種類だ。低成長局面から抜け出す方策、急落する潜在成長率を遅らせる方法だ。
韓国経済は今年も例年と同様に本当に息苦しいだろう。昨年の成長率2.7%(韓国銀行推定)にも満たないかも知れない。少なくとも政府の見通し3.1%は厳しいだろう。韓国政府は経済運用をそのようにするという意志が見通しに含まれたという。そうだとしても政府見通しは毎年違っている。今年の成長率もやはり政府見通しを下回る可能性が大きいという話だ。見通しが間違っているのは韓国だけではない。権威(?)を誇る国際通貨基金(IMF)はもっと深刻だ。2014年の世界経済成長率を4.1%と予想したが実際には3.0%にとどまった。昨年10月に発表した今年の世界経済成長見通し3.6%も外れる可能性が大きいとみる理由だ。もうしそうなら? 今年の世界経済成長率がIMFの予想通り3.6%でなく昨年の3.1%と同じなら? 韓国開発研究院(KDI)は今年の韓国の経済成長率が2.6%にとどまると予想した。韓国が熱心に努力しても今年の成長率は潜在成長率どころか昨年水準にもなるかどうかという意味だ。