「夏休み返上で国政監査の準備をしたが…数十億ウォンの損失」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.28 15:23
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セウォル号特別法をめぐる与野党の対立で、史上初の分離国政監査が事実上白紙となった。写真は27日午後のソウル汝矣島国会国防委員会会議室。
26日午前11時、韓国土地住宅公社(LH)の職員2人が約100個の弁当が入ったカートを押しながら、国会議員会館5階のある議員室に入った。「すでに注文しておいた弁当をキャンセルできず…」とし、議員室の隅に弁当7個を置いていった。2人はこのように議員室を回りながら、注文もしていない弁当を配った。
第1次分離国政監査が予定されていた26日に国会で見られた風景だ。LHは国政監査に備え、約1500人分の弁当を注文しておいた状態だった。しかし国政監査が前日に取り消しとなり、弁当をどのように処分すればよいのかも分からず、全職員が弁当で食事を済ませ、残りを議員室に配った。
国政監査中止の後遺症があちこちで出ている。セウォル号特別法に合意できず、すべての国会の日程がこじれた。環境部など一部の部処は夏休みまで返上して国政監査の準備をしてきたが、「国政監査モード」で非常待機する期間だけが増えることになった。「乙」のためだという野党の「甲」振る舞いのために生じた後遺症だ。