「韓日慰安婦合意、『法的責任』の方向に進んだ形の外交的折衝」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.06 09:27
国民大学の李元徳(イ・ウォンドク)日本研究所長は発表文で「今回の合意は日本政府の責任認定、首相の代行が日本政府を代表しておわび・反省の表明、日本政府の予算で賠償的措置などを合意したことで相当な進展を見せたと評価される」として「特に落第点レベルの慰安婦認識を持った安倍首相から公式的なおわび・反省の立場表明を勝ち取ったことはそれなりの外交的成果」と評価した。
だが「首相や外相が直接、慰安婦被害のおばあさんのところを訪れて心からおわび・反省を表明したらいいのにという物足りなさが残る」として感性的アプローチが生ぬるかったという点を指摘した。「ドイツのブラント首相、フォン・ヴァイツゼッカー大統領の謝罪シーンのワンカットが与える効果を考えれば、岸田外相の押し黙った表情の文章朗読は特に真正性が感じられないのが事実」としながらだ。また「その後、韓日首脳会談の時に安倍首相のおわび・反省を盛り込んだ共同声明文を出したり、首相の謝罪文を駐韓日本大使など責任ある当局者が被害者の前で朗読したりする方法を工夫できるだろう」と提案した。