韓日財界「首脳会談の環境作りに取り組んでいく」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.02 08:51
朴槿恵(パク・クネ)大統領が1日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で日本経団連の榊原定征会長ら日本財界代表団と会った。朴大統領が日本財界を代表する経団連会長団に面会したのは就任後初めて。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権以降、日本軍慰安婦と独島(ドクト、日本名・竹島)問題などで韓日関係が悪化し、日本財界の青瓦台訪問は行われていなかった。今回の面談は「韓日関係を財界が率先して解ていく」という趣旨で経団連からの訪問要請があり実現した。
朴大統領はこの日の面会で、「来年は韓日国交正常化50周年を迎える意味深い年。アジア太平洋経済協力会議(APEC)の夕食会でも安倍晋三首相と議論したように両国関係の未来指向的発展のためには過去の傷を治癒するための日本側の真の努力が必要だ」と話した。朴大統領はその一方で、「成功的な首脳会談をするには過去のように首脳会談開催後にむしろ韓日関係が後退した事例を繰り返さないために事前に十分に準備する必要がある。このために日本政府が局長級協議で真摯な提案をすることを希望する」と明らかにした。
朴大統領と経団連会長団の面談には別所浩郎駐韓日本大使と許昌秀(ホ・チャンス)全国経済人連合会会長が同席した。