【社説】史上初の原発輸出、国家的な慶事だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.28 09:58
原子力発電所爆発惨事が起きたチェルノブイリはウクライナにある。そのウクライナ政府が23年ぶりに原発3基を建設する。原発の競争力をこれ以上無視できなくなったからだ。原発の発電単価は水力発電の30%程度で、二酸化炭素の排出は火力発電の1%にもならない。その間、原発が人体や自然に及ぼした事故の頻度と被害規模も、石炭・石油・ガスに比べてはるかに少ない。現在372GWe(電気ギガワット)の世界原発設備容量が2050年には最大3.8倍に増える。
発電の比率も22%(現在15%)に高まる。国際核エネルギー機関(NEA)の展望だ。いま「原発ルネサンス」が開かれようとしている。NEAの予測通りなら、1200兆ウォン(約95兆円)規模の市場が開かれる。また原発は付加価値も優れている。通常25億ドル規模の原発1基を輸出すれば約10%の利益に出る。