【コラム】翼折れた韓国輸出、中小・中堅企業の輸出底辺拡大を(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.08 15:02
対内的には韓国メーカーの競争力が持続的に弱まっている。1970年代の重化学工業の育成策以後、成長を導いてきた産業の競争力がいち早く消耗しつつある。これらの品目の大多数が装置産業として資本集約的だ。中国をはじめとする後発の競争国が資本を蓄積しながら韓国のあごの下まで追いついてきた。これによって2年間で韓国の石油製品の市場占有率が0.5ポイント下落する間に中国は0.3ポイント増加し、鉄鋼の場合も韓国が0.38ポイント下落する間に中国は1ポイント上昇した。中国の供給過剰によって現在これらの産業は激しいチキンレースを行っている。しかしこれら基幹産業の背後には中国政府がいるため、実際には中国政府と生存競争をしていることになる。
それならば韓国輸出のターンアラウンドはいつ頃になるだろうか。小規模な開放経済の悪業の報いで、ひとまず対外環境が友好的に変わらなければならない。世界経済が現在の景気低迷から抜け出して原油価格が本格的に反騰しなければならない。これは短期的には期待しがたい。