【グローバルウォッチ】地球村の希望に逆行する習近平とトランプ(2)

【グローバルウォッチ】地球村の希望に逆行する習近平とトランプ(2)

2018年03月09日16時42分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  ホワイトハウスは混沌の一週間を送った。海外はもちろん、米国でもホワイトハウスの複雑な「宮廷政治」を追いかけることが手にあまる。トランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏とからまった複雑な利害関係、新任した顧問の辞任、ジェフ・セッションズ司法長官との公開舌戦、継続して問題を提起する特検など問題が山積している。

  弱り目にたたり目で最近はさらに深刻な問題が現れた。ホワイトハウスでは一貫した、慎重な政策決定を見ることが難しい。急いで設けられた鉄鋼・アルミニウム業界経営者との面談でトランプ大統領は即興的に関税賦課措置を発表し、世界の株式市場は揺れ動いた。関税賦課そのものより今後世界貿易機関(WTO)と貿易対象国、輸入業者と彼らを代弁するロビイストが繰り広げる混乱した過程が米国にさらに致命的になるかもしれない。

  世界経済の開放に対する米国の意志が漂流しているというより、米国の政治制度がまともに働いていないのが大きな問題だ。私を含めて多くの人々が懸念する理由がトランプ大統領の北朝鮮に対する先制打撃の構想のように性急で無分別なことを行う可能性があるからではない。外交政策での一貫性の欠如は米国の地位に致命的になり得るためだ。習主席の大胆な権力集中化への試みも中国の民主性に対する信頼問題に直結する。

  韓国の朴槿恵(パク・クネ)前政府は閉鎖的で無責任なリーダーシップは代価を払うことになるということを標本的に見せてくれた。現在の米国はそれとは多少違う教訓を提供する。現在、米国政治の慢性病として位置づけられた深刻な政治的両極化を避けるのがどれほど重要なのかを見せている。

  外交懸案に関連して韓国国民は激しく対立している。北朝鮮をどのように扱うべきかに対してもそうだ。米国政治は反対勢力を敵のように対応すれば、政界外の勢力がその力を拡大する可能性があることを見せている。自身の欲をあきらめて互いに競争すると同時に、尊重し合って共通点を探る必要がある。その時になってこそ民主主義の規則がまともに作動する。厳しい外部の環境に直面している今こそ、民主主義の規範と和合が必要な時だ。韓国と北朝鮮の間ではない、韓国の中でなおさらだ。

  ステファン・ハガード/カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)客員教授

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