【グローバルウォッチ】地球村の希望に逆行する習近平とトランプ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.09 16:42
先週、アジア・太平洋地域の二人の核心指導者が驚くべき政治的歩みを見せた。習近平中国国家主席は自身の野心に満ちた計画を阻害する障害物を片づけることができる政治的装置を作ることに取りかかった。トランプ大統領は米国の影響力を弱める自滅的決定で大混乱の時期をもたらした。
主席・副主席の任期撤廃に向けた習主席の共産党党憲改正提案はアジアの政治地形を見守っていた多くの人々に衝撃を与えた。1989年天安門事態を鎮圧する過程で明らかになったように、鄧小平は民主主義擁護者ではなかった。だが、彼は毛沢東による権力の独占で中国が払った代価を誰よりもよく分かっていた。鄧小平が残した最高の政治的遺産は改革・開放政策と共産党党憲樹立だ。政治制度化を通じて主席の交代を法制化した。これを受け、江沢民と胡錦濤執権期には党内部も民主的に一歩進んだ。