気象庁が気象予報官の天気予報作業を助ける人工知能気象予報補佐官「アルファウェザー」を開発する。

予報官が気象予報を生産する時にどのような資料を活用するかを学習し、予報官が気像特報や気象情報を迅速で効果的に生産できるように支援するプログラムだ。

気象庁は１３日、来月から国立気象科学院にベンチャー型組織を新設し、気象ビッグデータと次世代人工知能技術を融合した人工知能（ＡＩ）気象予報補佐官「アルファウェザー」を２０２７年まで３段階にかけて開発すると明らかにした。

韓国政府内で初めて登場する今回のベンチャー型組織は政府が推進するベンチャー型組織事業１０件の課題のひとつだ。

気象庁のベンチャー型組織は国立気象科学院の研究員と外部の人工知能専門家らで構成される予定だ。

２０２１年まで進められる第１段階開発では、予報官の気像特報と気象情報生産を支援するプログラムを開発する。

第１段階アルファウェザーは次世代人工知能技術を用いて予報官の予報生産過程を学習した後、１時間当たり１００ギガバイトのデータを活用・分析して予報官が活用できるよう支援することになる。

予報官の指示によりアルファウェザーは資料を収集・分析し、予報官はこれを基に深く分析することにより予報の水準を向上できるというのが気象庁の説明だ。

また、２０２２～２０２４年の第２段階では地域別に多様な気象予報が可能な「私の町のスマートパートナー・アルファウェザー」を開発する。

第２段階アルファウェザーは町内予報を提供するだけでなく、農業・漁業など地域に特化した気象予報を提供することになる。

２０２５～２０２７年の第３段階研究開発過程では国民個人個人にオーダーメード型気象情報を提供する「私だけのスマートパートナー・アルファウェザー」を構築することになる。

第３段階で開発されるアルファウェザーは人と人工知能との１対１の対話を通じ個人の日常生活パターンを把握し、個人別にオーダーメード型の気象情報を提供することになる。

気象庁のキム・ヒス革新行政担当官は「行政安全部との追加協議が必要だが、ひとまず２０２４年まで６０億ウォン程度の研究費が投入されるとみている。アルファウェザーが開発されればもっと良い気象予報サービスが可能になり、国民生活もはるかに便利になるだろう」と話している。