韓経:米国の仮想通貨聴聞会でも言及された「キムチプレミアム」

韓経:米国の仮想通貨聴聞会でも言及された「キムチプレミアム」

2018年02月08日10時07分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
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  米国で開かれた仮想通貨聴聞会で「キムチプレミアム」が主要懸案のひとつとして取り上げられた。キムチプレミアムとはビットコインなど仮想通貨価格が韓国市場で米国など他の市場より高く形成されることをいう。米国当局が聴聞会で仮想通貨の取り引き安定性のために制度的補完が必要だと明らかにすると、ビットコインが660万ウォンから200万ウォン急騰するなどジェットコースターのような値動きを見せた。

  ◇「キムチプレミアムとは何か」

  韓国時間7日明け方に米上院銀行委員会が主催した仮想通貨関連聴聞会にはジェイ・クレイトン証券取引委員会(SEC)委員長とクリストファー・ジャンカルロ商品先物取引委員会(CFTC)委員長が答弁に出る中で議員の質問が多く行われた。

  聴聞会では差益取引の問題点を指摘するためにキムチプレミアムという単語が直接使われたりもした。デイビッド・パーデュー上院議員はアービトラージ(裁定取引)問題に言及し、ジャンカルロ委員長に「キムチプレミアムが何か説明してほしい」と要請した。ジャンカルロ委員長は「需要が多い所(韓国)では価格が高く形成され、少ないところでは低く形成される市場現象がある」としてキムチプレミアムについて説明した。

  聴聞会では仮想通貨市場と関連し否定的な言及が出たりもした。特にICO(仮想通貨公開)に対する懸念が大きかった。クレイトン委員長は「ICOが株式公募のように行われているが、関連した規制や法令がなく相当数が不法に行われている」と強調した。一部上院議員は日本の仮想通貨取引所コインチェックのハッキング事件、北朝鮮とロシアの仮想通貨売買誤用疑い事例などを指摘したりもした。

  しかし聴聞会では概ね安定した仮想通貨取り引きのために制度の後押しがなければならないということで意見がまとまった。ジャンカルロ委員長は「仮想通貨取り引きと関連した適切な規制が必要だ。私のおいが取り引きしても詐欺に遭わないだろうと安心できる水準の制度を用意したい」と明らかにした。

  ◇ジェットコースターに乗る仮想通貨価格

  仮想通貨聴聞会が予想と異なり静かに終わるとビットコイン価格は急速に上昇した。7日午前10時にビットコイン価格は866万ウォン(ビットサム基準)まで上がった。前日の6日午後2時に660万ウォンまで下がったことを考えると31%上がった。その後は800万ウォン台前半で推移した。

  当初この聴聞会ではテザーの詐欺性が浮上すると予想された。テザーとは米国の仮想通貨取引所で入出金のために使われる仮想通貨だ。この仮想通貨を発行したテザー社は発行量相当のドルを保有していると主張しているが市場では不信に思っている。

  だが今回の聴聞会ではこれに対する言及は特になかった。ビットコインが急反騰したのはこのためだ。専門家たちはしかし、一時的反騰であるだけでまもなく再下落するとの見通しを出している。仮想通貨をめぐる各国の規制と否定的見通しが相変わらずだからだ。前日国際決済銀行(BIS)のアグスティン・カルステンス総支配人は、「ビットコインはバブルとポンジ・スキーム、環境災害などの複合体」と強く批判した。米ニューヨーク大学のヌリエル・ルビーニ教授もやはり前日自身のツイッターを通じ「ビットコイン価格が結局はゼロまで下がるだろう」と話した。

  ビットコイン価格は「階段式下落」を継続している。先月6日に2598万ウォンまで上がり最高額を記録したビットコインは5日後の同月11日に1760万ウォンまで急落した。13日に2100万ウォンまで回復したがやはり5日後の18日に再び半分水準の1197万ウォンに落ちた。ビットコインはこうした方法で1カ月間に5回も「階段式下落」を継続した。6日基準でビットコインは660万ウォンまで下がり、最高値の2598万ウォンと比較し4分の1まで下がった。
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