「予測不可」トランプ大統領、「統制不可」金正恩委員長と瀬戸際戦術(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.24 14:56
トランプ大統領の衝撃波は言葉通りに強行することで生じるが、言葉通りにしないところからも生じる。2カ月前の2月24日のインタビューで、トランプ大統領は「中国は為替操作のチャンピオン」と非難した。2015年11月9日、ウォールストリートジャーナルに「トランプ政権の初日に米財務省は中国を為替操作国に指定するだろう」と寄稿していた。しかし今は正反対だ。トランプ大統領は17日のFOXニュースのインタビューで「誰も中国がこれほど(対北朝鮮圧力に)前向きな反応を見せるのを見たことがない」と述べ、中国の習近平国家主席を評価した。北大西洋条約機構(NATO)もトランプ大統領の一言で天国と地獄を行き来する。トランプ大統領はその間、NATOを「使い道がない」と公開的に非難していたが、12日に「国際平和・安保を守る防御の壁」と言葉を変えた。
ミシガン大のテンター教授と元外交官のスタフォード氏は議会専門紙ヒルへの寄稿で「トランプ大統領の予測不可能は敵が我々の戦略をどう防御するか計画できなくする」と評価した。しかし同時に同盟および友邦を混乱させ、米国の国際的リーダーシップを低下させる逆効果を出す。ジョージタウン大のネクソン教授らはフォーリンポリシーに「トランプ大統領が北朝鮮の指導者だったらもっと理解できたかもしれない」とし「相手が我々の目標を理解できないのに我々に従うようにするのは難しい」と批判した。