「南シナ海の判決は海洋強国に変身中である中国に向けた国際社会のメッセージ」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.08.15 15:16
「1989年天安門事件以降、中国の最も大きな外交的打撃」(サウスチャイナ・モーニングポスト)、「国際的な力を育てようとする中国とこれを牽制する米国の分かれ目」(ニューヨークタイムズ)。
先月12日ハーグ国連海洋法協約仲裁裁判所がフィリピンと中国の南シナ海紛争に対する判決を出した後に出てきた反応だ。中国メディアは「米国の欺瞞劇」と出たし、中国政府は「南シナ海に対する中国の領土主権と海洋権益は仲裁案の影響をいかなる状況でも受けないことであり仲裁安に基づくいかなる主張と行動も受けつけない」とした。相次いぐ武力デモで「判決の無力化」を試みているが、中国が国際法をどのように遵守するのか国際社会が見守っている状況であることは明らかだ。先週。南アフリカ共和国ヨハネスブルクで開かれた世界国際法協会(ILA)総会でも南シナ海判決が主なイシューとして議論された。会議に参加したイ・チャンウィ国際海洋法学会会長(ソウル市立大教授)に電子メールで取材した。