エンジン、騒音を除いて和音…自動車の音もデザインする時代=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.23 14:20
今月19日、京畿道華城市(ファソンシ)の現代自動車ナムヤン研究所の高速走行路。現代車「ニューベロスター」の加速ペダルを踏むと排気量(1591cc)にふさわしくないブーンという力強いエンジン音が車内に響いた。ブルートゥースにつながった電話を受けようと加速ペダル反応度を低めると、ベロスターはあっという間に静かになった。今年1月、6年ぶりに部分変更(フェースリフト)モデルで帰ってきたこの車は、運転手が望むエンジン音に変えるという芸を見せる。このような能力を持つ車は世界で唯一無二だ。
ニューベロスターに搭載された「エンジンサウンドイコライザー」。走行モード別(ダイナミック・スポーティー・エクストリーム)エンジン音を設定し、高・中・小音域帯別の音色を微細に調節する。エクストリームモードでは12気筒レーシングカーエンジンサウンドを聴きながら走ることができる。自ら作ったエンジン音は6つまで保存でき、時と場所に合わせて選んで利用すればよい。自分が作ったエンジン音モードを他の利用者と共有するサービスも技術開発を終えた段階だ。