「模造紙幣7000万ウォンの流通を防げ」

「模造紙幣7000万ウォンの流通を防げ」

2009年02月17日07時39分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  模造紙幣7000万ウォン(約450万円)の回収をめぐり大騒ぎになっている。製菓店の女性店長拉致事件の犯人が、警察が用意した捜査用の模造紙幣を持って逃走したためだ。模造紙幣は肉眼では判別しにくいほどに精巧だという。流通した場合には市場の混乱とともに善意の被害者が発生する可能性もある。

  ◆どうやって識別するか=1万ウォンの模造紙幣は色合いと質感が実物とほとんど違いがなく、横の長さが1ミリメートルほど長いと警察関係者は説明した。捜査用の模造紙幣は通し番号がすべて同じ「EC1195348A」を使っている。警察庁関係者は、「地方警察庁と警察署にこれと同じ通し番号の紙幣が流通したら即刻回収し使用者を追跡するよう指示を出した」と明らかにした。

  世宗(セジョン)大王が描かれている面を見ると、左側の余白に透かしがない。また右側に縦に3つ並ぶ点の中に隠れている点字もない。ホログラムも銀色ではなくグレーだ。

  しかし製作過程に対する警察と韓国銀行の陳述は食い違っている。警察庁関係者は、「当時韓国銀行に協力依頼を送った。『紙幣を市場で使用する目的でなければ作って活用できる』と韓国銀行から回答を得たものと承知している」と説明した。

  これに対し韓国銀行のイ・スンユン発券政策チーム長は、「警察が模造紙幣を作るのに諮問したことはない。経緯を調べている」と主張した。製作方法についても警察と韓国銀行ともに明らかにできないという立場だ。警察の文献によると100万ウォンずつ束ねる際に使う帯封を韓国銀行から提供されたというが、イチーム長は「よくわからない」としている。

  ◆あわてる韓国銀行と警察=善意の被害者が出る可能性があることと関連し、警察庁関係者は「関連規定がなく、どのようにするか論議してみなければならない」と話す。

  韓国銀行側は、「まずは経緯の把握からしなくてはならず、模造紙幣の使用については個人が責任を取らなくてはならない」という原則的な立場だけ示している。その上で、「韓国銀行では模造紙幣を届け出れば額面に関係なく6800ウォン相当の現用通貨セットを提供している。これは補償ではなく広報・激励の意味合いだ」としている。

  警察と韓国銀行があたふたしているのと異なり、米国は緻密なマニュアルを設けている。偽造紙幣の鑑識専門家である外換銀行のパク・オクソン金融機関営業部次長は、「米国は公益目的による模造紙幣が活用されており、これに対する善意の被害者が出れば額面価での補償を原則にしている」と説明している。
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