模造紙幣7000万ウォン(約450万円)の回収をめぐり大騒ぎになっている。製菓店の女性店長拉致事件の犯人が、警察が用意した捜査用の模造紙幣を持って逃走したためだ。模造紙幣は肉眼では判別しにくいほどに精巧だという。流通した場合には市場の混乱とともに善意の被害者が発生する可能性もある。
◆どうやって識別するか=1万ウォンの模造紙幣は色合いと質感が実物とほとんど違いがなく、横の長さが1ミリメートルほど長いと警察関係者は説明した。捜査用の模造紙幣は通し番号がすべて同じ「EC1195348A」を使っている。警察庁関係者は、「地方警察庁と警察署にこれと同じ通し番号の紙幣が流通したら即刻回収し使用者を追跡するよう指示を出した」と明らかにした。