【時論】MERS危機を育てたのは安全不感症=韓国(1)

【時論】MERS危機を育てたのは安全不感症=韓国(1)

2015年06月05日10時23分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  既存の情報と異なり、韓国でMERS(中東呼吸器症候群)がこんなに急速に広がっている理由は何だろうか。その答えが明確でないため、あらゆる人を不安にさせている。言われていた通り患者1人に対し1人未満が感染するのか。いや、違う。韓国では1人が15人以上に広めた。

  致死率の高いMERSウイルスが最近になって毒性が弱まり伝播力が強くなったのか。まだよく分からない。検査中だ。

  韓国の行政当局の初期対応が失敗だったのだろうか。韓国の中小病院の病院感染管理が問題なのか。韓国国民の安全文化が誤っているのか。この質問の相当部分が事実である。

  まず、最初の患者の足取り調査に失敗した。最初に症状が出て病院4カ所を回ってから申告された。そのため、その病院の接触者に対する逆追跡を速やかに行えず、今まで1400人余りを隔離措置するほかなかったのだ。これは外国の疫学資料ばかり信じて緩い措置を取ったためだ。隔離にともなう弊害を懸念して、隔離を躊躇したためでもある。韓国当局は数多くの病院医療スタッフの手や劣悪な病室のドアの取っ手、水道の蛇口について考えることができなかった。換気ができない施設によって同じ部屋・同じ階の患者や看病した家族に広まりうる危険性を現場で見いだせなかった。臨床検査中心に調査していたため、広範囲の接触者を遮って疫学的つながりを遮断する措置を取ることができなかった。これがMERSの流行を統制できていない直接的な原因だ。専門家がおらず、組織も貧弱で権限もあまりなかったと言うだろう。しかし弊害があるとしても幅広く防疫網を張り、捜査をするかのように行動すべきだった。

  次に、中東から入って病院感染に広がるだろうという予測は3年前からしていたのに、その準備期間を逃した。病院感染を予防するには医療関係者から徹底的に教育し、熱がある患者が来たら必ず中東と疫学的関連性を尋ね、中東に行った患者は保護装具を着用しマスクをつけた状態で診療すべきだったが、そうできなかった。もちろん病院の医療スタッフにも言い分はたくさんあるだろう。せめて電話でも熱がある患者が行くという情報をあらかじめ病院に与えて訪ねてくるべきだが、そう出来ないのは政府と医療界の広報不足のせいだ。感染患者を個室に隔離し、手の消毒剤をすべての病室に備えつけて訪問客の出入りを統制すべきだったのに、全部失敗した。劣悪な韓国の中小病院の現実のためだ。今からでも病院に損害が出ないように感染患者の個室使用に対する入院料を現実化し、感染者の隔離診療に障害がないように制度を直すべきだ。

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