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指揮者の鄭明勲氏「北朝鮮の音楽家らと演奏する機会を作りたい」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.17 13:03
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「私は音楽家である前に韓国人だが、韓国人として一番重要なことが韓国、北朝鮮問題だ」。指揮者の鄭明勲(チョン・ミョンフン)氏が韓国と北朝鮮の交流を目的とする「ウォンコリア・オーケストラ」を作る。韓国出身で海外オーケストラで活動する演奏者をはじめ、韓国オーケストラの元現職団員など84人が集まった交響楽団だ。

鄭明勲氏は16日、記者会見で「北朝鮮の音楽家が一緒に演奏する機会を作ることが最終目標」として「その間、そのような試みをしてきたが、政治的に行き詰まっていた。もう音楽家としてできることをしたい」と話した。鄭明勲氏は2012年、フランス・パリで北朝鮮の銀河水管弦楽団とフランス放送フィルハーモニー管弦楽団の合同演奏を指揮した。だが、南北関係が悪くなり、2015年ドイツ交響楽団を平壌(ピョンヤン)で指揮しようとしていた計画は失敗に終わった。

 
「ウォンコリア・オーケストラ」にはこのような鄭明勲氏が長い間考えてきたことが含まれている。現在は北朝鮮の演奏者が参加しないが、可能性を開けておいたわけだ。2015年、ソウル市響芸術監督を辞退した後、国内復帰でもある。

「ウォンコリア・オーケストラ」は今月18・19日、ロッテコンサートホール開館1周年記念舞台を皮切りに、非正規的なプロジェクトオーケストラとして活動する。18~28歳の若者が集まっているオーケストラ「ウォンコリア・ユース・オーケストラ」も共に来年1月に初めて公演を行う。オーケストラはロッテ文化財団の後援を受ける。

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