中国外交部「平壌宣言、熱烈に歓迎」…メディアは「北核廃棄への道のりは遠い」慎重
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.21 11:04
中国外交部は平壌(ピョンヤン)共同宣言に全面的な支持を表明したが、一部のメディアは北朝鮮の非核化への道のりが遠いとしながら慎重な評価を示した。同時に、米国の積極的な呼応を促した。日本メディアのほとんどは非核化に具体策が足りないという分析だ。耿爽中国外交部報道官は20日、定例ブリーフィングで「中国は南北首脳の度重なる会談と9月平壌共同宣言を熱烈に歓迎し、確固たる支持を送る」と話した。北朝鮮の東倉里(トンチャンリ)ミサイル試験場の廃棄についても「肯定する」と評価し、米国の米朝交渉再開の表明に関しては「相手方の合理的懸念も考慮しなければならない」と述べた。平壌共同宣言を高く評価しながら米朝間非核化交渉の再開に対しては慎重な期待感を示した発言だ。この日、ニューヨーク国連総会の出席のために出国した王毅外交部長は「山東半島と向い側の韓半島(朝鮮半島)から伝えられた『朗報(佳音)』」とし、「この上良いことも、この上大きな功もない」と話した。
中国専門家らは韓半島の平和のためには南北関係より米朝交渉に注目する必要があると強調した。復旦大学韓半島研究センターの鄭継永主任は「文在寅(ムン・ジェイン)-金正恩(キム・ジョンウン)会談の回数は関係ない。米朝間非核化交渉で画期的な譲歩と確実な約束があってこそ、韓半島情勢の改善が早まるだろう」と分析した。