【時論】韓国の大統領制はなぜ繰り返し失敗するのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.08 09:04
ただ惨憺たる思いという言葉以外には何が言えるだろうか。沈没しつつある大韓民国の政治と民主主義を見つめながら国民の一人として深い挫折感と沈痛な思いに沈むほかない。だが、このように気を落としてじっとしているわけにもいかず、学者としての責任を感じつつ、なぜここまで来てしまったのかを考え込んでしまうことになる。今後どうすればこの現実を乗り越え、希望の政治を再び取り戻すことができるのか悩んでみたい。
私たちは建国以来、大統領制の持続的な失敗を味わっている。前職大統領の権力欲による長期政権、独裁、親族の不正による国政混乱などに苦しめられなければならず、大統領の悲しい結末を目撃しなければならなかった。なぜ韓国の大統領制は失敗してしまうのだろうか。