【グローバルアイ】習近平の「務実」が韓半島に与える示唆
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.14 12:41
歴史的な両岸(中国と台湾)首脳会談が7日、シンガポールであった。分断70年の韓半島(朝鮮半島)には本当にうらやましいことだ。そこで我々は今回の会談に隠されたメッセージを深く考えてみる必要がある。
まず数字から見よう。「66対80」。中台首脳会談が開かれるまでかかった時間「66年」と、中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統が会って握手した時間「80秒」だ。80秒のために66年を待った中台両国の忍耐、鳥瞰的な見識に目を向ける必要がある。
「11兆2000億対5200億」もある。ことし予想される中国と台湾のGDP(単位ドル)だ。21倍の差だ。中台の総合国力の差はさらに広がるだろう。しかし中国は台湾を対等に扱った。なぜそうしたのだろうか。「統一」を大切にしているからだ。我々が北朝鮮に対する時、経済的・理念的な「違い」を包容して忍耐するべきだという示唆だ。