サムスングループ2人の娘の勝負の一手(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.24 10:35
李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長の2人の娘が勝負に出た。第一毛織とサムスンエバーランドは23日、「株主総会を経て第一毛織の織物・ファッション事業部門をサムスンエバーランドに12月1日付で1兆500億ウォンで譲渡する」と発表した。
1954年に反物製造など毛織事業でスタートした第一毛織が創立から59年で“本業”をまるごと他の会社に譲渡するのだ。第一毛織の立場では社名を変えなければならないほどの大きな決断だ。第一毛織はファッション部門を譲渡して確保した資金を素材・ケミカル分野に集中投入する計画だ。売り上げなどの規模とは別に、第一毛織のファッション部門はサムスンのルーツにつながり特別だ。サムスン創業者である李秉チョル(イ・ビョンチョル)会長(故人)は、“食べるもの”を作る第一製糖を53年に設立し、翌年には“着るもの”を作る第一毛織を設立した。このような第一毛織のファッション事業をこれまで李会長の二女の李敍顕(イ・ソヒョン)副社長が総括してきた。