現代車副会長、北朝鮮でなく米国を訪問した理由は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.21 11:03
鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ首席副会長(48)は16日、専用機で米国に向かった。14日にグループ全体を総括する首席副会長に昇進してから2日後のことだった。18-20日の第3回南北首脳会談の特別随行団として参加するという予想もあったが、鄭首席副会長は訪朝をあきらめて米国訪問を選択した。それだけ重大な事案があったということだ。
鄭首席副会長は米国に到着すると、すぐに政府および議会の関係者と順に会談した。18-19日にロス米国商務長官に会ったのに続き、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と面談した。鄭首席副会長が米政府の官僚を訪ねたのは、トランプ政権が推進している通商拡大法232条に関する韓国自動車業界の意見を伝え、互恵的な措置を取ってほしいと要請するためだ。鄭首席副会長はアイザクソン上院議員(ジョージア州)にも会って協力を要請した。ジョージア州は起亜車の工場があるところで、アイザクソン上院議員は与党の共和党所属だ。