文大統領、政府批判記事に悪質な書き込みが多いという指摘に「淡々と受け止めるように」

文大統領、政府批判記事に悪質な書き込みが多いという指摘に「淡々と受け止めるように」

2018年01月11日12時57分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  30分間にわたる新年の辞の発表を終えた文在寅(ムン・ジェイン)大統領は椅子に座った。水を一杯飲んだ彼は参謀陣が準備した重たい「模範答案」の書類を机に置いた。「質問を始める」と司会者の尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席が話すと、青瓦台(チョンワデ、大統領府)迎賓館にいた200人余りの記者がいっせいに手をあげた。文大統領は誰に質問権を与えるか困ったような様子だった。

  10日、文大統領の新年記者会見はかつての政府とは異なり、事前に質問紙と質問者を決めずに文大統領が直接質問権を与える方式で行われた。尹首席は会見の前に「大統領が手で指名して目を最後に合わせた記者が質問することができる」として「『私も目を合わせた』と一方的に起きれば困る」と話した。

  激しい競争を勝ち抜いて13人の記者が質問権を得た。文大統領の目につくために平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)を広報するプラカードを持ち上げたり、マスコットである「スホラン」人形を振ったりする場合もあった。

  文大統領は回答が行われた1時間の間、準備してきた答案用紙はほとんど見なかった。代わりに参謀が質問の要点と記者の身元をプロンプターに出して参考にするようにした。ある記者が慰安婦合意と高高度ミサイル防衛(THAAD)体系配備について質問すると、文大統領は「質問を一つに選択してほしい」と要請したりもした。

  文大統領は多くの質問に直ちに反応した。しかし、任鍾ソク(イム・ジョンソク)秘書室長のアラブ首長国連邦(UAE)特使派遣に関連した質問を受けると、かたい表情でため息をついた。同席した任室長の表情も固まった。一方、経済成長率と革新成長などを尋ねた質問には先に概略的説明をした後、張夏成(チャン・ハソン)政策室長に具体案を説明させる余裕を見せた。

  率直な回答も注目された。文大統領は「青瓦台および第2期内閣の方向性」を尋ねた質問にしばらく考えた。司会を担当した尹首席が「私とも関係がある質問だが…」と口にすると、文大統領は「質問が意外だ。まだ何も考えたことがない問題に対する質問」としながら笑いながら答えた。外信記者が「南北会談に対するトランプ大統領の功績を評価してほしい」というと、「トランプ大統領の功績はとても大きい。謝意を表したい」と話した。

  文大統領は自身の情熱な支持者が政府に批判的な記事に悪質な書き込みをする現象について率直な心情を表わした。ある記者がこれについて「支持者に伝えたいことがあるか」と質問すると、文大統領は「政治をする人々は制度圏メディアの批判だけでなく、インターネットや携帯メール、書き込みを通じて多くの攻撃を受けたり、批判を浴びたりしてきた」と話した。同時に、「記者もそのような部分に対してちょっと淡々と受け止めればどうか。あまりにも鋭敏になる必要はないのではないかと思う」と話した。文大統領は「大韓民国で私より多くの悪質な書き込みや携帯メールによる非難、色々な(非難)ツイットなどを受けた政治家はいないだろう」とし「ただ、有権者の意思表示だと受け止めている」と付け加えた。文大統領は昨年、共に民主党の大統領選候補選挙戦の過程で競争候補らが「文大統領の支持者らが組織的に『携帯メール爆弾』を送っている」と反発すると、「競争をさらに興味深くさせる薬味のようなもの」と話した。

  一方、「ホワイトハウス式会見」に馴染んでいる外信記者たちは大統領の質問権を得ようとする取材の熱気に関心を見せた。会見が終わった後、英BBCのローラ・ビーカー記者はツイッターに「ワシントンとソウルのメディアに対する態度が違う。文大統領は皆が参加できる(free for all)質問に答えるのに一時間程度をかけたし、メディアに自由に話すことが重要だと考えると明らかにした」と書き込んだ。
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