意志を固めれば最後まで…「朴大統領の原則」にかかった与党院内代表
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.29 09:57
2010年6月29日。当時「非主流」の朴槿恵(パク・クネ)ハンナラ党(セヌリ党の前身)議員が李明博(イ・ミョンバク)大統領と対立した。「世宗(セジョン)市修正案反対」を掲げながらだ。周囲の人々は「世宗市修正案は合理的」として引き止めたが、誰も朴大統領の意志を変えることはできなかった。朴大統領は国会の表決の前、修正案反対討論にも出てきた。やや遅れてこうした事実を知った側近が「現職大統領と対立する姿はよくない」と述べたが、効果はなかった。今回拒否権を行使する時のように原稿も自ら書いた。当時の状況を周囲の人たちは「朴槿恵式政治の決定版」と述べた。
ちょうど5年後、朴大統領の正面勝負がまた政界に暴風をもたらした。今度は国会法改正案に対する拒否権行使だ。「背信の政治」という言葉とともに劉承ミン(ユ・スンミン)院内代表に照準している。過去の政府の党・青瓦台(チョンワデ、大統領府)葛藤とは違い、今度は大統領が与党を攻撃した異例のケースだ。