韓国観光公社の安榮培（アン・ヨンベ）社長が今年外国人観光客１８００万人を誘致するという目標を明らかにした。

安社長は１９日、記者懇談会を開いて「２０１９年事業計画」を発表し、「韓国を世界の人々が再び訪れるような観光目的地にしていく」と抱負を語った。この目標に向けて、安社長は▼日本・中国など主力市場の安定化▼新南方・新北方など新興市場の開拓を通した訪韓市場の多角化▼医療・マイス（（ＭＩＣＥ、企業会議・褒賞観光・国際会議・展示会）などの高附加観光客誘致の拡大を通した訪韓市場の高級化－－などの戦略を提示した。

安社長は特に日本人と中国人観光客の安定した増加を強調した。安社長は「最近、中国当局と韓中民間交流の再開に対する共感を形成した」と明らかにして「今後、回復傾向が本格化するだろう」と話した。また、日本人観光客については「日本人観光客はほぼ個別自由旅行客が多い」としながら「このような点を考慮してグローバルＯＴＡ（オンライン旅行会社）などと共同プロモーションやＳＮＳ広報などのマーケティングを強化していく計画だ」と説明した。

安社長は韓半島（朝鮮半島）平和の雰囲気造成に伴う平和観光に関連して、「昨年一年間、ＤＭＺ地域など韓半島平和観光の開発に引き続き努力しきた」とし「北朝鮮観光が可能になった時を勘案して万全の準備も整えている」と話した。