【コラム】中国人観光客1000万人時代、恵みの雨と災難の間=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.06 11:37
わらぶきの家を数軒作って済州島民俗村にして、粗悪なトルハルバン(済州島独特の石像)の模型を売っているような感じだ。品をひっくり返してみれば間違いなく「Made in China」という判が押されている。チョコレート体験館では赤面してしまった。チョコレートの粉を溶かした後、模型に注ぎ入れて模様を作る10分ほどの体験が20%割引で8000ウォンだった。思いきって遠く中国から飛行機に乗ってきてやるには、きまり悪い体験だった。
その上、中国人が運営する食堂や土産店が増えて済州道民に落ちる観光収入はむしろ減っているという不機嫌な声も聞こえた。小型の馬に乗ってオルム(小道)を見て回る半日や一日コースを探すのは、それこそ「縁木求魚(木に登って魚を求める)」ようなものだった。