外国人の整形副作用が急増…“整形コリア”崩れるのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.19 16:36
ブローカーと取引する病院も共生関係にある。 ある整形外科専門医は「手数料をたくさん出すところほど問題がある病院であるケースが多い」と述べた。 開院して間もない病院、非専門医が手術する病院、医療事故を頻発して何度も名前を変える病院などだ。 こうした病院はブローカーに手数料を多く支払っても患者を受けるのが得だ。 ブローカーに多くの手数料を支払うため、手術材料や器具も安いものを使用するしかない。 最初からリスクが大きいということだ。
専門性も問題だ。 整形外科専門医でも部位ごとに一定のレベルに到達するまでには、権威者のもとで数年間は経験を積まなければならない。 しかしある病院では非専門医の院長が目・鼻・胸・顔の輪郭まですべて手術する場合もある。 副作用が生じるしかない構造だ。
最近大きく増えた整形外科医師の遠征診療・手術も問題だ。 胸の整形を専門とするM整形外科の院長は「一度、中国から招待を受け、土曜日朝の飛行機に乗ったが、隣の4、5人がみんな知り合いの整形外科医だったので驚いた」と話した。 こういう招請行事の相当数は、現地ブローカーが患者を募集したケースだ。 週末の2日間に数十人の手術をするのは普通で、疲労した医師が注射を打ちながら患者を診るケースも珍しくないという。 こういう過労が手術の失敗につながる可能性も高い。 違法ブローカーも入り込んでいる。 大韓整形外科医師会のホン・ジョングン広報理事は「あらゆるお世辞を並べて韓国の医師を招請しながら、決められた日にお金を支払わないケームも多い」と述べた。 また医師がこうした招請診療をする場合、中国政府から短期免許を受けなければならないが、現地ブローカーがこれを解決できないケースもある。 医療紛争が発生する場合、医師がすべて責任を取らなければならないケースだ。