国宝級木造文化財、無量寿殿含み99が火災保険にさえ入らず

国宝級木造文化財、無量寿殿含み99が火災保険にさえ入らず

2009年10月09日11時05分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  国内最古の木造建物である無量寿殿を含めて地方自治体が管理する国宝・宝物級木造文化財99が火災保険に加入されていないことが8日、確認された。

  国会文化体育観光放送通信委員会、金蒼水(キム・チャンス、自由先進党)議員が文化財庁・地方自治体から提出された国政監査資料によると地方自治体に管理が委任された木造文化財130のうち99(76%)が、火災保険に加入していないと明らかにした。全国の国宝・宝物級木造文化財は151だ。

  99のうち国宝は11だ。1376年、建立された国内最高の木造建物浮石寺(プソクサ)無量寿殿(18号・慶北栄州)と八万大蔵経が安置されてユネスコ世界文化遺産に指定された海印寺(ヘインサ)蔵経版庫(52号、慶南陜川)などだ。地方自治体が管理中の130木造文化財のうち、火災保険に加入された国宝は金山寺(クムサンサ)弥勒殿(62号、全北金堤)と鎮南館(チンナムグァン、304号、全南麗水)、通度寺(トンドサ)大雄殿及び金剛階段(クムガンケダン、290号、慶南梁山)など3つにすぎなかった。

  昨年2月、火事で消失した崇礼門(スンレムン)の場合、火災前、年間8万5000ウォン(約6500円)の少額火災保険に加入されていた。そのため火事が起こったとき、受けることができる最大補償限度額が9500万ウォンにすぎず、250億ウォンの復旧費用ほとんど全部が国庫で調達された。

  保険に加入されたほかの木造文化財も評価された価値に比べて保険会社の補償限度額が大きく低かった。文化財庁が直接管理する宮・御陵・遺跡など木造文化財21カ所は、3982万ウォン(年間)の保険料を支払う火災保険に加入している。しかし火災の場合、受けられる総上限度額は総価値額(1982億ウォン)の37.4%の743億ウォン程度だ。

  総価値が608億ウォンと評価された景福宮(キョンボックン)の場合、補償限度額は339億ウォンで、価値額が620億ウォンである昌徳宮(チャンドックン)と160億ウォンである宗廟(ソンミョ)も補償限度額はそれぞれ128億ウォンと35億ウォンにとどまった。

  金議員は「昨年、崇礼門火事直後、政府は防災対策を立てると主張したが、主務部処である文化財庁が木造文化財の火災保険加入実態さえ把握していないなど相変わらず大きな落ち度があることが明らかになった」とし「地方自治体も文化財管理法に保険加入強制規定がなく、予算割当順位で押されるという理由で、火災保険加入を忌避してきた」と指摘した。金議員は「政府は文化財保護に対する責任感と意志を確かに見せるためとしてもすべての木造文化財の火災保険を負担しなければならない」と述べた。
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