【時視各角】武侠誌で読む華為-サムスン訴訟戦(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.01 13:02
妙なことに中国市場と絡めば「グローバルスタンダード」よりも「武侠誌」のような想像力を発揮して事案を分析しようとする傾向が表れる。最近、中国通信装備企業の華為技術(ファーウェイ)がサムスン電子を相手に起こした特許侵害訴訟もそうだ。華為側はサムスン電子が11件の特許を侵害したとして47枚分の訴状を提出したが、世界のメディアは侵害技術が何かには関心も見せず、華為の思惑と得失の分析に没頭する。
特許という技術問題に政治的な分析が横行するのだ。おおよそ、こういうことだ。韓中の専門家らは得失レベルで華為の利益を予想する。サムスン相手の訴訟だけでも技術的に向上したというイメージ上昇効果を得たということだ。ここに華為の創業者である任正非氏が主張する「特許核の傘論」を広く展開するための布石という解釈がつく。