<創刊企画>日本IT界の神話、孫正義「志高く」(14)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.10.06 17:52
初期のソフトバンクは目覚しい成長を遂げた。 創業8カ月後の1982年5月には出版事業も始めた。 従来のソフトウェア(SW)流通業に続いて、もう一つのインフラビジネスに足を踏み入れたのだ。 この事業を始めたのには理由がある。 当時、ある有名PC雑誌にソフトバンクの広告を出そうとしたが、断られた。 その雑誌はソフトウェア流通事業もしている「アスキー」という企業の所有だった。 一言で「ライバル会社の広告を出すことはできない」ということだ。
私は直接、雑誌を出すことにした。 「Oh!PC」「Oh!MZ」という情報技術(IT)専門誌を創刊した。 結果は惨めだった。 創刊号の80%ほどが返品された。 一つの雑誌に毎月1000万円の赤字が出た。 主力事業でこれほどの大赤字が出たため決断を迫られた。 私は職員に話した。