障害者の親が「土下座」で訴えた特殊学校設立が延期に=韓国

障害者の親が「土下座」で訴えた特殊学校設立が延期に=韓国

2018年03月09日14時18分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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昨年9月に障害者特殊学校の設立を訴えて地域住民の前で膝をついたチャン・ミンヒさん。(中央フォト)
  昨年、障害者の親が地域住民の前で「土下座」をして新設を訴えたソウル特殊学校2カ所の開校日程が来年3月から9月に延期された。今月の着工計画も6月に延びた。

  ソウル市教育庁は設計を変更して工事期間が延びたと釈明したが、特殊学校への入学を指折り数えて待つ障害者の親は「地方選挙を意識して工事日程を延期したのでは」と不満を抱いている。

  ソウル市教育庁は来年3月に開校予定だった特殊学校の「ソジン学校」(江西地域)と「ナレ学校」(江南・瑞草地域)の開校日程が6カ月延期になったと8日、明らかにした。ソジン学校は昨年9月に特殊学校設立に反対する地域住民の前で障害者の学生の母が「土下座」をする姿が報道され、社会的なイシューになった。

  市教育庁によると、ソジン学校は2013年に廃校になった旧コンジン小学校を活用して設立する計画だった。当初は従来の学校の建物はリフォームして住民の便宜施設として利用し、運動場に新築した建物を特殊学校として使用する予定だった。しかし最終設計の過程で従来の建物までも特殊学校に含めることにした。もともと8202平方メートル規模だった工事の敷地が1万1024平方メートルに拡大し、新しくできる学級数も16学級(中学・高校課程)から22学級(小学・中学・高校課程)に増えた。

  チェ・ソンモク市教育庁学校支援課事務官は「学校の規模を増やしたことで着工の時期と工事期間が延びた」とし「従来の建物を使用するにはリフォームする必要があるが、あまりにも古くて耐震補強など大々的な工事が追加された」と説明した。

  ナレ学校の場合は開発制限区域にあり、国土交通部から開発制限区域管理計画変更の承認を受けなければならないが、この期間が予想より長くなったというのが市教育庁の釈明だ。チェ事務官は「工事場所のオンナム小学校の撤去もあり、着工の時期が遅れた」と伝えた。

  しかし障害者の親は開校日程だけでなく着工時期まで遅れ、これをあらかじめ通知しなかったことに不満を提起している。ある障害者の親は「3月の着工を毎日数えながら待っていたが、突然工事が延期になったという話を聞いて失望した」とし「着工時期を遅らせたのも6月の選挙を考慮したのではないか疑わしい」と話した。

  昨年、ソジン学校設立に反対する地域住民の前でひざまずいて訴えたチャン・ミンヒさん(46)は「教育庁が開校延期について親に先に知らせるのではなく、別の件で教育庁を訪ねて面談している途中に知った」とし「教育庁に行っていなければ今も延期になったことを知らなかったと思う」と語った。

  教育庁の関係者は「面談の時はまだ最終決裁が出ていなかった。決裁後には説明会を開いて延期日程を案内した」と釈明した。続いて「着工の延期と地方選挙は全く関係がない」と強調した。
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