【社説】またネガティブで汚されたテレビ討論、変わるべきだ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.24 13:39
23日夜、「事前原稿のないスタンディング形式」で行われた2回目の大統領選候補テレビ討論会は、2時間ずっとネガティブ攻防で汚された。ネガティブ問題は第1回テレビ討論でも大きな欠陥として指摘されていた。しかし、第2回討論では、改善どころか候補間の泥沼攻防は一段と激しいものになった。長時間、討論を視聴した有権者の脳裏には候補間のひどく恥ずかしい口論以外に残るものはなかったと言っても過言ではない。
この日の討論会の主題は外交安保と政治改革だった。だが、開始から洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補の大学時代セクハラ疑惑で候補辞退をめぐり舌戦が繰り広げられた。続いて「宋旻淳(ソン・ミンスン)文書」や家族の違法採用疑惑や公約翻意などをめぐり、乱打戦が続いた。追及された者は的外れな答えで避けたり、「あなたはそのようなことはないのか」と受け返したりするのが常だった。政策討論は当然、後回しだった。国民は支持率トップの文在寅(ムン・ジェイン)・安哲秀(アン・チョルス)候補の真剣勝負を期待していたが、他候補の攻防戦に2人の討論が遮られて検証らしい検証はできなかった。