【時視各角】科学と正面衝突するTHAAD怪談=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.19 13:36
「THAADマクワウリ」「電磁波マクワウリ」は左派陣営が星州(ソンジュ)マクワウリに押す烙印だ。星州マクワウリ「“サード”セヨ(買ってください)」という刺激的なスローガンも登場した。電磁波で蜜蜂が絶滅し、星州マクワウリができないという話もある。驚くのはこのような怪談に振り回される現実だ。BSE(牛海綿状脳症)・MERS(中東呼吸器症候群)に続く怪談シーズン2が帰ってきたのだ。国防部が最高等級の軍事機密であるグリーンパインレーダーを公開し、国防長官が「私が電磁波人体実験の対象になる」と話しても効果はない。米軍はグアムのTHAADレーダーまでも公開する。
左派はできる限り電磁波の恐怖を煽ろうとする。「第2次世界大戦でレーダーの前に立っていた番兵が死んだ。解剖検査をしてみると内臓がすべて乾いていた。ある番兵は健忘症がひどくなって死んだ。解剖すると脳が溶けてなくなっていたそうだ。その逆発想で開発したのが電子レンジ」。これだから星州住民が「THAADの電磁波はもっと強いのに全員ががんになるのでは」と怯えるのは当然だ。しかし嘘だ。電子レンジは1945年にレーダー用マグネトロンを実験していたパーシー・スペンサーが自分の財布の中のチョコレートが電磁波で溶けたのを見て発見した。スペンサーは電磁波にかなり露出したが、76歳まで生きた(1970年の米国男性の平均寿命は67歳)。