計算機たたいて3年を無駄に…荒涼とした平昌(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.16 09:11
さらに大きな問題は、江陵総合運動場の敷地に入る競技場だ。平昌オリンピックには開・閉会式場以外に計13の競技場が必要だが、このうち6競技場を新築しなければならない。ところが3競技場は最近工事を始め、スピードスケーティング競技場は事後活用の問題で最初のスコップさえ入っていない。江原道と組織委はスピード競技場をウォーターパークに活用する案を出したが、文化体育観光部が「江原地域にウォーターパークが7カ所にもなる」として競技場の再設計を指示したのだ。
江原道関係者は「新しく設計すれば1年かかり、工事期間は30カ月が必要だ」としながら「そうなると、いくら早くても大会直前に完工するという話なのに、これでは国際的な恥をかく。すべてのオリンピック競技場は大会1年前に示範大会を行わなければならないためだ」と話した。スピード競技場を除く氷上3競技場は7月17日に着工した。現場にはフォークレーンや作業員が投入されて初期工事の真っ最中だ。現在の工程率はせいぜい3%。予定よりも数カ月遅れたが2017年2月の完工を目標に工事を進めている。
キム・サンピョ組織委施設副委員長は「新築競技場の工事期限を考慮しながら汲々としている。最大限努力するしかない」と話した。キム副委員長は「江原道が推薦する施設専門家や文化体育観光部の推薦専門家が集まって会議を開く」としながら「基本計画を大きく変えないラインで案をつくる」と話した。