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「1ドル=1000ウォンは超えない」=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.12 09:28
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「一時的に3桁台に進むことはあるが、為替レートは年末に1ドル=1000ウォンラインを超えることはないだろう」。

9日、韓国ウォンが阻止ラインと認識された1ドル=1020ウォンを突破しながら為替レート恐怖が表面化した。今年初めに1080ウォンまでウォン安が進んだが、短期間で急騰すると「このまま3桁台まで上がる恐れがある」という憂慮が出始めたのだ。11日にも前日より1.5ウォン上がった1ドル=1015.7ウォンを記録して1010ウォンにさらに近づいた。2008年8月1日(1ドル=1014.6ウォン)以降、5年10カ月ぶりの最高値だ。だが主要証券会社6社の為替レート担当アナリストは「下半期に入ってウォン高の勢いが停滞し、今よりも大きく上がることはないだろう」と見通した。彼らが提示した今年の年末のレートは1ドル=1000~1048ウォン水準だ。

 
最も大きな根拠は、劣勢だったドルが反騰する可能性が大きいという点だ。今年に入って米国政府が量的緩和の規模を縮小するテーパリングを始めながら、ドル高の勢いが予想された。だが蓋を開けてみると反対だった。ユン・チャンヨン新韓金融投資マクロチーム長は「異常寒波で成長が遅滞し、財政赤字が減りながら債権需給も良好だった」として「その上テーパリングで新興国経済が打撃を受けるという憂慮が縮小しながらこれらの通貨が強気を見せた」と説明した。しかし下半期に量的緩和の縮小規模が大きくなって成長の勢いが明確になれば、やはりドル高傾向を見せる展望だ。

それでもウォン高の勢いという流れ自体が変わらない見通しだ。来年にはウォンが3桁台に進む可能性もある。ウォン価値を引き上げる内部要因は相変わらずだからだ。ウリ投資証券のカン・ヒョンチョル投資戦略チーム長は「昨年に続き今年も700億ドル規模の経常収支黒字が予想される」として「国外に出て行くドルよりも入ってくるドルが多いと見られ、ウォン高の勢いは避けられない」と話した。ソ・デイルKDB大宇証券首席研究員は「韓国経済の基礎体力(ファンダメンタル)が堅固なため、ウォン高傾向を見せるだろう」との見方を示した。先進国を中心にグローバル景気がよみがえれば、韓国はその恩恵を受けられる国だ。輸出中心の経済構造を有しているためだ。ほかの新興国に比べて経済成長率の展望が高いのはこのためだ。経済が良くなれば外国人投資金(ドル)も増える。


「1ドル=1000ウォンは超えない」=韓国(2)

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