【社説】法廷に立った朴前大統領…これ以上こうした悲劇は終わらせなくては

【社説】法廷に立った朴前大統領…これ以上こうした悲劇は終わらせなくては

2017年05月24日09時44分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  昨日ソウル中央地裁で開かれた朴槿恵(パク・クネ)前大統領の初めての裁判を見守った国民の心情は複雑で息苦しかっただろう。囚人服の代わりに私服のスーツに囚人番号503番と書かれた名札を付け公開法廷に出頭した。大統領在職時にトーレードマークだったアップヘアをしたが助ける人がいなかったのか粗雑に見えた。開廷後に職業は何かという裁判所の質問には「無職です」と答えた。その運命の急転回は権力の空しさをかみしめるのに十分だった。わずか2カ月前までは権力の頂点にいたのに憲法裁判所の弾劾決定で罷免された。その後検察に逮捕され18件の容疑で裁判を受ける身分になった。

  朴前大統領はこの日贈収賄罪の共犯として起訴された「40年の知己」崔順実(チェ・スンシル)被告と事件が併合され8カ月ぶりに遭遇した。しかしこの日は硬い表情で正面だけ凝視したまま徹底して目をそらした。わだかまりが消えていないという信号であり、「私はあの人と共犯ではない」という無言の抗弁のようだった。実際に朴前大統領と弁護人はすべての容疑に対し無罪を争っている。検察が「私益のために法治主義を毀損した」と猛攻すると、朴前大統領側は「推測した記録と想像に起因した起訴」と受け返した。国政介入事件の真実糾明に向けた法廷攻防が激しいことを予告した。崔被告は「この法廷に朴大統領を出させた私が罪人だ」としながら涙声で話した。

  現職国家元首の弾劾・逮捕に至った重大な事案であるだけに裁判所はどのような先入観もなく公正に裁判を進めなければならないだろう。この日裁判所が「予断や偏見なく憲法と法律に基づいて裁く。白紙状態から十分に審理し結論を下すだろう」と明らかにしたことは鼓舞的だ。

  朴前大統領が20年余り前に全斗煥(チョン・ドゥファン)・盧泰愚(ノ・テウ)元大統領がわいろ容疑で裁判を受けたまさにその法廷に立つことになったのは歴史のアイロニーだ。こうした国家的悲劇がこれ以上繰り返されてはならない。そうするには裁判所はひたすら証拠と良心に従って真実を選り分け、法理に基づく正当な処罰を下さなければならないだろう。今回の「世紀の裁判」が与える教訓が後代の大統領に薬になることを望む。

  
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