【社説】好調な格安航空、安全にも気を遣え=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.05 17:07
格安航空会社の安全事故が相次ぎ発生し、航空利用客を不安にさせている。3日、乗客163人を乗せてフィリピンのセブを出発して釜山(プサン)に向かっていたジンエアー旅客機が、出入り口ドアがまともに閉じられずに出発から40分後に引き返した。昨年12月23日には152人の乗客が搭乗した金浦(キンポ)発済州(チェジュ)行きの済州航空旅客機が機内の圧力調節装置の異常により急降下などの非常運行をした末に済州に到着した。昨年12月18日には186人を乗せた仁川(インチョン)発香港行きのイースター航空旅客機が機体異常で離陸から50分後に引き返した。
わずか1カ月間で3件の事故が相次いで発生したのは運航安全に赤信号がついたことを意味する。これに伴い国土交通部が安全管理実態の一斉点検に乗り出し結果を基に安全管理改善案を出すという。だが機内で酸素マスクが落ちてくるなど厳しい事故を見守った乗客の信頼を回復するのは当分容易ではないように思われる。