<韓国釣り船転覆>海洋警察、気象悪化で捜索機を出せなかったというが…旅客機は離陸(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.08 09:03
夜の海を明るくする照明弾はなかった。海洋警備安全本部の警備艇は一部だけを照らす「サーチライト」を使用した。5日夜に済州(チェジュ)湫子島(チュジャド)沖で転覆した釣り船トルゴレ号を捜索するため海洋警察はこのように動いた。照明弾を使用しなかったことに関し、海洋警察は「飛行機から落とすべきだが、風雨のために飛行機を飛ばせなかった」と述べた。しかし当時、済州空港では民間旅客機20便ほどが正常に離陸していたことが確認された。
7日午前、全羅南道海南(ヘナム)の多目的生活体育館。トルゴレ号事故犠牲者・行方不明者の家族は状況説明に来た済州海洋警察に対し、「事故初日(5日)夜になぜ照明弾を使用して捜索・救助活動をしなかったか」と抗議した。広い区域を明るく照らす照明弾を使用していれば、すぐにトルゴレ号を発見することも可能だったということだ。済州海洋警察のソン・ギジュ警備安全課長は「海洋警察の艦艇には照明弾の発射装置がない。本部の航空隊に照明弾があるが、気象状況が悪く、航空機を飛ばせなかった」と答えた。