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【コラム】北朝鮮のようで北朝鮮ではない北朝鮮のようなソニーピクチャーズのハッキング(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.23 11:16
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ソニーピクチャーズを攻撃した背後が本当に北朝鮮なら、北朝鮮は米国にまともに1発食らわせたといえる。本物の核兵器を使わなくても頭さえうまく使えばお金もかからず、証拠も残さないで核兵器クラスのパンチを飛ばせることを示したわけだ。もちろん北朝鮮は言い逃れをしている。証拠を出せとむしろ大声を上げ米国に共同調査を要求している。実際にFBIの捜査結果発表文に「証拠」表現は一言もない。悪性コードと犯行手法の類似性などさまざまな「情報」に照らし合わせて北朝鮮の仕業と結論付けるのに十分とされているだけだ。北朝鮮の仕業なのかそうではないのか曖昧な状況だ。

サイバー攻撃は証拠を見つけにくい。国家間のサイバー攻撃はたびたび起きているが、明確に真相が明らかになったケースはほとんどない。ほとんどがうやむやにやり過ごされた。米国が今回のように特定国を攻撃の背後だと名指しするのは初めてだ。オバマ大統領は今回の事態を国家安保の問題と規定し厳重な対応方針を明らかにした。米国の自尊心であるハリウッド映画産業に対する直接攻撃も攻撃だが表現の自由という憲法的価値がならず者国家の独裁者の手で毀損されたと考えるためだ。威嚇に1度屈服すれば屈服し続けるほかはないという判断もしただろう。

 
そうだとしても確実な証拠もなく状況情報だけで北朝鮮に罪を問うのは容疑だけで被疑者を処罰するものだ。法治を強調する米国がすべきことではない。ニューヨークタイムズが社説で独立的国際調査団に調査を任せ、処罰はその結果に従おうと主張したのはこうした脈絡だろう。哨戒艦爆沈事件の時も韓国は国際調査団を構成した。北朝鮮が要求する共同調査も話にならない。被疑者が捜査に参加するという格好だ。

ソニーピクチャーズが白旗投降した日、米国はキューバと53年ぶりの歴史的修交を宣言した。核と長距離ミサイルがないキューバはもちろん北朝鮮とは違う。そうだとしても制裁一辺倒の圧迫政策だけで相互の利益を図ることはできないという教訓は北朝鮮にも同じように適用されなければならない。いま米国に必要なことは事態を冷静に見て、賢く解決していく大国らしい知恵と慎重さだ。低質コメディひとつに触発された今回の事態が米朝間の極限対決に突き進むことこそ本当にコメディだ。ソニーピクチャーズのハッキング事態にもかかわらず、キューバの次は北朝鮮である可能性もあるという期待が折れてはならない。

ペ・ミョンボク論説委員・巡回特派員




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