「アシアナ事故当時、機長は精神的不安定」…「自動速度設定装置に欠陥の可能性」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.13 11:14
7月に米サンフランシスコで発生したアシアナ航空214便の着陸失敗事故当時、機長は精神的に不安定な状態だったという調査報告書が公開された。また、事故機種のボーイング777のオートスロットル(自動速度設定機能)装置に問題があるという指摘もあり、事故の原因が操縦士の過失か機体の欠陥かをめぐり論争が続いている。
米運輸安全委員会(NTSB)は11日(現地時間)、ワシントンで開かれた公聴会で、事故機のイ・ガングク機長がサンフランシスコ空港の計器着陸システム(ILS)が故障したことを知り、着陸前にかなり緊張していたという内容の報告書を公開した。
報告書によると、「どんな点が心配だったのか」という調査官の質問に対し、イ機長は「不安定な接近」「位置を正確に合わせなければならないということで非常に緊張していた」と答えた。イ機長は「着陸高度と速度が低いことに気づいたが、教官機長だけが非常行動を指示する権限があると考え、着陸放棄や再上昇を試みなかった」と述べた。