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【現場から】アリアナ・グランデはなぜ「ヤマモト・グランデ」になったのか(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.17 10:06
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その後、100分間で24曲をいかに完ぺきに歌いこなしたと言っても、すでに背を向けたファンの心を取り戻すには力不足だった。その上、ドームの特性上、響く音響と暗い照明をうまくコントロールできず、公演をそれなりに観覧することも難しかった。公演を終えたグランデはSNSに「ソウルは美しかった」というコメントを残したまま、バンコク行きの飛行機に乗った。

何もこれはグランデだけのことではなく、多くの海外アーティストが日本を起点に東南アジアへ向かう途中で韓国に立ち寄る。業界でも相対的に低いギャラのせいで、アジアツアーの日程が確定したアーティストに交渉するのが一般的だ。平日公演が多いのもこのためだ。そのような状況で日本との単純比較は適切ではない。

 
これについて、公演が良ければそれでいいではないかとする側と物足りなさを吐露する側との立場がきっ抗している。ある公演界関係者は「日本は公演市場規模が韓国の2~3倍に達し、音盤やグッズの販売量が抜きん出ているため、海外アーティストがアジアツアーがない時から訪れて親密度が高い」としながら「過去数年間、トップスターの来韓公演が増えて期待が高まったが、決まったツアーフォーマットを備えたアーティストに個別の特別イベントは強要できない立場」と明らかにした。音楽評論家のイム・ジンモ氏は「来韓公演がアーティストに対するイメージ形成につながる場合が多い」とし「主催者の現代カードがスーパースター来韓公演を一つのブランドとして掲げているだけに、アーティストと十分な疎通を図り、完ぺきな環境を整えなければならない」と助言した。

ただ、韓国のファンがとりわけ情に厚く礼儀に敏感であることを理解してほしい。1回の公演に行くために、一緒に歌うために数カ月間アーティストの全曲を予習し、チケット争奪戦に生き残らなければならないということを。韓国人がアーティストから聞きたい言葉は「韓国愛してます」「キムチおいしいです」ではない。レディー・ガガのように公演一週間前から訪韓してソウルの隅々を歩いたり、コールドプレイのようにセウォル号追慕イベントを準備したりしなくても、アリアナ・グランデだけができる何かがあったはずだ。「テロに屈しない」と叫んだ、芯の強いアーティストがこれほど危険な国に住んでいる観客のために伝えることができるメッセージが。


【現場から】アリアナ・グランデはなぜ「ヤマモト・グランデ」になったのか(1)

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