「米国量的緩和の出口戦略、韓国直撃も…事前準備を」(3)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.05 14:08
成教授=来年1月にベン・バーナンキFRB議長の任期が終われば、通貨政策方向が大きく変わり、これが景気不安要因となるのではという懸念がある。
クーパー教授=米国の通貨政策の把握においてFRB議長は一種の選任報道官と理解するのが妥当だ。FRBの通貨政策は基本的に集団的な意思決定過程を通じて決める。FRB理事会には金融規制関連問題について投票する7人のメンバーがいて、通貨政策について投票する「公開市場委員会」のメンバー12人がいる。議長が政策議題を決め、議論を要約し、議会で証言するが、意思決定においては1票だ。もちろん議長は影響力があるが、それは理事会の他のメンバーを説得する過程を通してのみ発揮される。したがってバーナンキ議長の任期が終了しても、米国の通貨政策が揺れるとは考えられない。