【グローバルアイ】「戦勝工程」が始まった=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.08 08:58
戦勝節閲兵式が行われた3日、中国各地で『カイロ宣言』という映画が封切りされた。1943年にルーズベルトとチャーチル、蒋介石が第2次世界大戦終戦後の世界秩序を議論した後、スターリンの同意を得て発表した宣言から題名を取ってきた。ところでこの映画は、封切り前からネットユーザーから「初歩的な歴史知識もないのではないか」という叱責を受けた。映画のポスターに毛沢東の顔が大きく描かれていたからだ。中国の東北地方と台湾返還を確認したカイロ宣言の主役を、蒋介石ではなく毛沢東が横取りしたのだ。
中国共産党が日本の侵略に相対して戦ったのは歴史的事実だ。朱徳の八路軍は、諸葛亮にも負けない神出鬼没戦術で日本軍に連戦連勝をおさめた。だが、これは「敵後作戦」すなわち後方でのかく乱・挟み撃ち作戦だった。最前線で正規戦を行ったのは国民党だったし、中国大陸での抗日の主役は誰が何と言っても蒋介石であった。共産党の役割をさげすんでもいけないが、カイロ宣言のようにファクトが明らかなことで主演と助演が変わっては困る。