「金正恩、崔英建副首相を銃殺」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.13 10:49
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の指示で崔英建(チェ・ヨンゴン、63)副首相が5月頃に銃殺処刑されたと複数の対北朝鮮消息筋が話した。ある対北朝鮮消息筋は12日「崔副首相が金第1書記の山林緑化政策の推進への不満を示して銃殺された」と伝えた。情報当局関係者も「玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長が処刑された4月30日とほぼ同じ時期に崔副首相が銃殺されたようだ」と話した。
崔副首相は北朝鮮の経済通で2005年に開城(ケソン)工業団地の南北経済協力推進委の会議時には北側委員長をつとめ、同年ソウル・平壌(ピョンヤン)・済州(チェジュ)でそれぞれ開かれた第15~17次南北長官級会談にも北側代表として参加した。2006年に北朝鮮月刊誌『祖国』とのインタビューで「開城市を南北物流の中心地へと発展させる」として南北経済協力に対する意志を見せた人物だ。東国(トングク)大学のキム・ヨンヒョン教授(北朝鮮学)は「崔副首相は典型的なテクノクラート(技術官僚)」として「金正恩体制の核心人物ではないが、経済実務では主な役割を遂行していた」と話した。