【グローバルアイ】冷めつつある米国の革新エンジン
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.28 16:16
ニューヨークは米国最大の観光地だ。昨年1270万人の外国人観光客が訪れた。だが、ことしは観光収入が減少するという見通しが相次いでいる。ニューヨーク市の観光マーケティング会社「NYC & Company」はことしニューヨークを訪れる外国人観光客数が7年ぶりに減少に転じ、少なくとも30万人は減るとみている。
ニューヨークだけではない。米国主要都市の観光トレンドを展望する「ツーリズム・エコノミクス」は、米国を訪れる外国人観光客数が来年までの2年間で630万人減少するとしている。原因は簡単だ。ドナルド・トランプ大統領のためだ。反移民行政命令の施行などで入国が拒否されかねず、外国人を排斥する雰囲気がますます高まっていると判断したのだ。トランプが重視する米国内の雇用数が、まず観光業界を中心に徐々に消えていく見通しだ。