南北（韓国・北朝鮮）が１６日に板門店（パンムンジョム）の南側施設「平和の家」で高官級会談を開くことで合意した。

韓国統一部は１５日、「政府は８日、北側に『板門店宣言』履行について協議するための南北高官級会談を１４日に開催することを提案したが、北側が１６日に板門店南側の『平和の家』で開こうという通知文をきょう送ってきた」とし「高官級会談が開かれれば文在寅（ムン・ジェイン）大統領と金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長が４・２７首脳会談で合意・発表した『板門店宣言』履行に必要な分野別の会談日程など後続の措置を幅広く協議することになるだろう」と明らかにした。

北朝鮮側は李善権（イ・ソングォン）祖国平和統一委員会委員長を団長に金潤革（キム・ユンヒョク）鉄道省次官、元吉宇（ウォン・ギルウ）体育省次官、朴明哲（パク・ミョンチョル）民族経済協力委員会副委員長ら５人の代表、随行員、支援人員、記者団など計２９人の代表団を派遣すると通知した。

当初、韓国側は１４日の開催を念頭に置いて高官級会談を提案したが、北朝鮮側は１５日午前に通知文を送ってきたということだ。

南側は趙明均（チョ・ミョンギュン）統一部長官を首席代表として５人ほどの代表団を構成する予定だ。

統一部は「今回の南北高官級会談を通じて板門店宣言履行案を北側と具体的に協議し、忠実に履行して南北関係の持続可能な発展と恒久的な韓半島平和定着の土台を構築していく」と伝えた。