【社説】メーデーを新しい韓国の変曲点にしよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.01 16:49
今日は勤労者の日(メーデー)だ。1886年に米国の労働者が一日8時間労働を要求しながらストライキを行い、犠牲になった日だ。伝統的にメーデーは劣悪な勤労条件を改善し、労働者の地位を向上させるのに焦点が置かれる。しかし今回のメーデーを迎える韓国の立場は格別だ。メーデーが神聖な労働を激励し、連帯意識を固める単なる記念日として終わらせることができないほど労働環境が急変している。
これまで労働問題の中心は、正社員労組と使用者の対立だった。しかし非正社員が全体勤労者の半分近くになり、860万人を超えた。深刻な青年失業が社会問題になって久しい。労働問題はもう国内だけにとどまらない。韓国の労働者が目の前の使用者ではなく、中国・日本・東南アジアの勤労者と競争する世の中になった。経済のグローバル化で労働市場も速いペースで国際化している。この地で働く外国人勤労者は100万人を超えた。