「ソウル火の海」に対抗する在韓米軍核心部隊…北朝鮮が撤収狙う
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.19 10:05
在韓米軍の地上軍は第2歩兵師団だ。京畿道東豆川(キョンギド・トンドゥチョン)の米軍基地であるキャンプケーシーに駐留した第210火力旅団が第2師団の主力大砲兵戦力だ。「ソウル火の海」を脅かす北朝鮮軍の長射程砲を開戦とほぼ同時に壊滅させる「対北朝鮮火の海部隊」が210火力旅団だ。
北朝鮮が在来式戦力軍縮を本格的に取り上げる兆候が感知され北朝鮮の狙いはまさに210火力旅団の無力化という観測が出ている。韓国政府消息筋が19日に明らかにしたところによると、14日に開かれた南北将官級軍事会談で軍縮を示唆する発言が出てきた。同消息筋は「会談で長射程砲と海岸砲が言及されることはなかった」としながらも「北朝鮮側が『韓米合同軍事演習で偶発的衝突が起きかねない』と主張し、韓国側がこれに反論する過程で『前方の在来式兵器(大量破壊兵器以外の兵器)を後方に撤収すべき』という趣旨の話が出た」と伝えた。北朝鮮もやはり「後方撤収」対話で拒否感を示さなかったという趣旨だ。情報当局者は「北朝鮮は事前に緻密に組み上げた脚本に基づいて南北会談を進める。北朝鮮が今後在来式戦力の軍縮を先制的に提起しようとする戦略を立てたとみられる」と説明した。