明治神宮を訪れるオバマ、韓国も日本も困惑
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.21 08:22
バラク・オバマ米国大統領が日本国賓訪問期間中、東京の明治神宮を訪れる。スーザン・ライス米大統領補佐官は18日午後(現地時間)、オバマ大統領のアジア歴訪(23~29日)の日程を発表するなかで「訪日翌日の24日、文化行事の一環として明治神宮を訪問する」と述べた。明治神宮は日本近代化の象徴である明治天皇夫婦を賛えるために1920年建てられた。戦争犠牲者と戦犯を奉献した靖国とは性格が大きく異なる。
日本経済新聞は20日「日本政府は米政府が明治神宮を選んだのは、今後(安倍晋三首相の)靖国参拝を牽制しようとするメッセージとしての見方もある」と報道した。昨年末に安倍首相が靖国神社を参拝し、韓国や中国などを刺激したことを考慮した決定という意味だ。歴代米国大統領のうち、ジミー・カーター、ロナルド・レーガン、ジョージ・W・ブッシュ元大統領らも日本訪問の際には明治神宮を訪問した。2002年のブッシュ大統領訪日の際には当時の小泉純一郎首相も同行したことで、政教分離を規定した日本憲法20条に反しているのではないかとして論議を呼んだ。
問題はオバマ大統領の明治神宮訪問が韓国の立場では気まずいところもある点だ。明治天皇は1910年の韓日強制併合における中心人物の1人だ。ホワイトハウスは今回の韓・日訪問で韓国と日本の過去の歴史葛藤を解消する案も話し合うと予告してきた。ワシントンの外交消息筋は「歴代大統領も訪問しているのでホワイトハウスとしては大きく意に介さなかった」としながら「しかし現在の微妙な韓日関係を勘案すれば、細心の配慮がなされなかったという感じを与える」と述べた。オバマ大統領は25日、韓国では戦争記念館と景福宮(キョンボックン)を訪問する。