林昌勇の野球人生は挑戦の連続だった。１９９５年にヘッテに入団した林昌勇は９８年末、サムスンにトレードされた。国内最高の抑え投手として活躍した林昌勇は、２００５年に右ひじ靭帯の再建手術を受けた。２００６年まで通算１０４勝１６８セーブをマークしたが、３１歳の年齢から引退前の選手として扱われた。

林昌勇はサムスンで受けた５億ウォンより少ない年俸の３０００万円（約３億２０００万ウォン）で契約し、ヤクルトに移籍した。林昌勇は日本で５年間に１１勝１２８セーブをマークし、特級クローザーとして復活した。２０１０年末には「２＋１年」最大１５億円の大型契約もした。しかし契約最終年の２０１２年、林昌勇は２度目のひじの手術を受けた。

林昌勇は引退の危機でもう一度冒険した。メジャーとの契約を進め、「１＋１年」最大５００万ドル（約５４億ウォン）を受ける条件でカブスに入団した。日本に残留または国内に復帰すれば、慣れた環境でより多くの金額を受けてプレーできた。しかし危機であるほど林昌勇はむしろ厳しい挑戦を選択した。林昌勇は満３７歳の年齢でシングルＡからダブルＡ、トリプルＡまですべて経験し、きついマイナー生活を乗り越えた。「お金や居心地ではなく夢を追ってきた」とし、若い選手と一緒にプレーした。

林昌勇は昨年９月、夢に見たメジャー舞台を踏み、６試合に登板した。冬にサムスン復帰説が出てきた時も「メジャーにもう一度挑戦する」と言って米国へ渡ったが、スプリングキャンプで生き残ることができなかった。

サムスン復帰を決心した以上、林昌勇は特級待遇を受けるとみられる。抑え投手としての経験が豊富であるうえ、依然として１５０キロ以上の剛速球を投げることができ、希少価値が高い。３年契約を基準に、契約金と年俸を加えて３０億ウォンほどで契約が成立する見込みだ。


＜野球＞日本・米国…“挑戦の野球人生”林昌勇、７年ぶりサムスン復帰？（１）