金正恩氏のソウル訪問の時、韓国保守団体が火刑式を行えば…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.21 08:45
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が19日、南北首脳会談で年内ソウル訪問を電撃決めたが、これを実現するためには解決すべき問題が少なくない。特に、北側の「最高尊厳」の身辺保護問題が難題だ。文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官が平壌(ピョンヤン)ブリーフィングで「統一戦線部の主要人物が金委員長のソウル訪問を全部反対した」と話したが、北側要人の反対の理由もこのためだと見られる。2007年、南北首脳会談で盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が訪韓を提案したが、金正日(キム・ジョンイル)総書記が「丁寧に」断ったのも同じ理由だった。
したがって、金委員長が韓国を訪れる場合、政府は彼の身辺保護のために最高水準の警護を行うことが明らかだ。警護は青瓦台(チョンワデ、大統領府)警護処が主管する可能性が大きい。海外の国賓級要人が韓国を訪問する場合、青瓦台警護処所属の要人警護チームが近接警護を引き受けるためだ。
昨年11月、ドナルド・トランプ米大統領が訪韓した時も青瓦台警護処が警護を主管した。特に、2月金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長の訪韓当時、警護を担当したと知られた北朝鮮974部隊(金委員長の密着警護部隊)の「防弾警護」が再登場する可能性もある。